【現場進捗状況】
山形市某所にて基礎工事が完了いたしました!
(これから大工さんの工事が始まるので足場が組まれている状態です)
高低差のある土地なので、手前側は高基礎になっていますが
通常弊社の基礎高はGL(地盤面)から460mmが標準仕様になっています。
根切深さといい、地面下には270mmの基礎が埋められてます。
(ご希望の場合は基礎の高さを上げることも可能です)
基礎から出ている金物。
長い方がホールダウン金物、短い方がアンカーボルトという名称です。
これらにはそれぞれ役割がありまして、
ホールダウン金物は基礎と柱を直接連結し、
アンカーボルトは基礎と土台を直接連結します。
これにより、地震による建物の浮き上がりを防止します。
弊社では基礎が完成した状態で基礎完了検査という社内検査を行うのですが
打設したコンクリートの厚さや剥離の有無の確認はもちろんのこと、金物一本一本においても
・金物の品質を表すマークの確認
・基礎伏図通りに配置されているか位置の確認
・ホールダウン金物、アンカーボルトが既定の長さで基礎から出ているか
立ち上がりのコンクリートにおいては
基礎の天端の傾斜が(3/1000未満)であるか、
養生期間は季節や気温によって型枠(コンクリートを流し込む型)の存置期間を変えるなど、
その他非常に細かい検査項目が設けられております。
給水管が集まっています
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一部土が見えているところは『ピット』と呼ばれ、屋外と屋内をつなげる給水経路は
この部分のみになっています。
給水経路と給湯経路を一本化することで、万が一漏水があった際にも容易に
メンテナンスを行うことができます。
例えば、2階のトイレが水漏れを起こしてしまったという場合にも
他のキッチンやお風呂、洗面化粧台の設備は使いながらも、
2階トイレとつながる給水管のみを直すことが可能です。
赤いホースが給湯、青いホースが給水管になっていて、青いホースの数だけ
水栓があるということになります。
給水管を屋内で分岐することにより、山形の寒い冬であっても
蛇口の凍結を防止することができます。
大工工事が始まるとあっという間に床が貼られ、基礎の中は
見られなくなるので、貴重なお写真です。
基礎は住宅を支えるとても重要な部分です。着工中のお客様にも、
ぜひ現場に足を運んで頂き基礎工事の完成をご確認頂けたら幸いです ^^
無事に基礎検査も完了し、いよいよ大工さんによる木工事がスタートいたします!