平屋のモダンな外観デザインと内観デザインのポイント

ここ数年山形でも人気の「モダンスタイル」
また、最近は山形での「モダンスタイル」の人気に加えて「平屋」も若い世代を中心に山形で人気になっています。
そこで今回は平屋の外観と内装のモダンスタイルで仕上げるコツについて紹介していきます。
自由なデザインが選べる注文住宅でモダンな家づくりをしたい！と考えてみても、外壁や屋根、ドア、窓などそれぞれバラバラな素材を統一感を持ってモダンスタイルにするのはとても難しいことです。
だからと言って、全てハウスメーカーのコーディネーターに頼ってばかりだと、出来上がりが不安になりますよね。
おしゃれな平屋を山形で建てたい方、モダンでシンプルなライフスタイルをデザインしたい方はぜひご参考にしてみてください。

山形で考えるモダンスタイルとは

シンプルモダンとは

シンプルモダンとは、余計な装飾やムダを省いて、素材の風合いや温もり、美しさを追求するデザイン手法の1つです。ガラスや金属、強化プラスチックなど無機質な素材を使い、直線基調の機能的でシンプルなデザインを指すことが多い。

和風モダンとは

和風モダンとは、外装に瓦や白壁、内装に無垢材や白壁・珪藻土、さらに畳や障子、襖など和テイストの建具・家具を積極的に取り入れたデザインのことを指します。和のスタイルと欧米のモダンスタイルを融合させたもので、温もりを保ちつつ、静けさや爽やかさをも追求したデザイン手法の1つです。

山形に合うシンプルモダンな外観デザインのポイント

シンプルな線と色で構成する

シンプルモダン住宅の特徴はなんといっても、シンプルな直線と色を統一することです。
曲線や凹凸は控えて、水平や垂直で直線形を構成していくとシンプルで美しいデザインになります。
キューブ型の家や傾斜がない屋根（陸屋根）、片流れの屋根の住宅がシンプルモダンの流行りとなっていますね。

サッシは外側を金属部材で、シンプルかつクールさを演出

サッシは内側を樹脂素材、外壁側を金属部材とすることで自由度が広がり、外壁とサッシが馴染み、スッキリとした雰囲気になります。
サッシの部材の色と外壁の色を合わせると一層スマートな印象に

屋根を薄く、縦葺きの屋根

シンプルモダンの住宅には縦葺きのガルバリウム鋼板屋根がよく似合います。
ガルバリウム鋼板は見た目のスタイリッシュさだけでなく、耐久性や耐震性に優れ、防火性も高く防錆性にも優れているので新築住宅でもよく採用されています。

窓ガラス面を綺麗に見せる

窓ガラスは意外にも外観に大きく影響をもたらします。外壁材を選ぶときに外観デザインが決まると思いがちですが、この窓ガラスも外観を大きく左右するものの1つです。
窓ガラスでも形状だけでなはく、開き方のタイプ選びも重要です。引き違いの窓ばかり多くなると、サッシによって垂直方向の線が多くなるので、可能ならFIX窓や滑り出し窓などを使用して、ガラス面を大きく、綺麗に見せるとよりモダン的になります。
しかし、窓を大きくすればするほど断熱性能も下がってしまうので、家の断熱性能や気密性、窓の性能などバランスを見て検討していくことも重要です。

開口部のラインを考える

窓を始め、玄関などの開口部も水平、垂直位置を揃えて配置するとスッキリします。
家の中にいると気づきにくいですが、外から見た時に窓の高さがバラバラだったり、1階と2階の垂直位置がバラバラだとごちゃごちゃした印象になってしまいます。
窓の位置は間取りに影響するので全てを統一するのは不可能ですが、少しだけでも意識することで統一感のある外観に仕上がります。

山形に合う和風モダンデザインのポイント

木や木目を取り入れる

上記のシンプルモダンのポイントを取り入れつつ、ここに「木や木目を上手に取り入れる」ところがポイント。
外壁の一部に木材を使ったり、玄関ドアに使ったりするのもおすすめ。また、外観に取り入れるだけでなく、外構もデザインに影響するので、敷地内に庭を作って植栽などで和風モダンを演出することもできます。

平屋の外観デザイン事例

こちらはフィアスホームの「アリエッタ平屋住宅」の事例です。
シンプルな片流れ屋根に木目調の外壁を使用し、モダンであるとともに和のテイストも感じ取れる外観デザインになっております。
参考情報はこちら
https://www.fiace.jp/product/arietta_hiraya/default.htm

こちらは近江建設の新築実例です。
片流れの屋根にガルバリウム鋼板を使用。玄関の一部に無垢材を使用した一例です。
参考情報はこちら
https://lh-oumi.co.jp/archives/works/2990

山形でのモダンな平屋の内装の事例紹介

外観だけでなく、内装や間取りにもモダンスタイルを取り入れてみましょう。

勾配天井

片流れの屋根や陸屋根のシンプルモダンな外観は、室内側でも小屋裏空間をなくして勾配天井にして吹き抜け空間を作ると開放感もあり、おしゃれに仕上がります。高い壁を活かして天窓や吹き抜けにFIX窓を配置すればより多くの光を取り込めます。

スキップフロアやダウンフロア

スキップフロアを使うと中２階や半地下の空間を生み出せるので、限られた面積の中で居住空間を増やせます。
ダウンフロアはリビングなどのフロアを一部下げる間取りです。ワンフロアになりやすい平屋で、適度に空間を演出できて、天井も高くなるので広く見せることができます。

テラスやウッドデッキ

外構にウッドデッキやテラスがあるとよりおしゃれで安定感のある印象になります。また、雪の降らない時期などは外でバーベキューをしたりなど実用性に長けている便利なスペースです。
ウッドデッキの配置は室内と外をつないでくれるので、間取りに奥行き感を出せます

間接照明とダウンライト

平屋だけではありませんが、間接照明を上手に取り入れるとモダンな雰囲気になります。リビングや寝室など落ち着く場所におすすめです。

小上がり畳スペース

小上がり畳スペースは和風モダンはもちろん、シンプルモダンとの相性も抜群です。最近は縁無しの畳を使ったり、障子などの建具を深い色のものを使うことによってよりモダンな印象に仕上がります。
小上がりはLDKなどから１段高くする間取りのことで、立体感が出てメリハリのある間取りになります。収納を付けたり、椅子やベンチ代わりに利用することもできます。

まとめ

今回は山形でのモダンスタイルの平屋の外観や内装の事例について解説しました。
「モダンだな」と感じる住宅デザインは、直線的でシンプル、窓の高さなどを整える配置を意識することや、素材そのものを考えたり色使いも重要になります。
自由設計の注文住宅は外壁や屋根、内装や間取り、装飾などほぼ自由に選べるのがメリットですが、選択肢が多すぎてまとめにくくなりがちです。
ぜひ今回の内容を参考にモダンな家づくりを考えてみてはいかがでしょうか。